トラップの技術と、判断力
- サッカースクール regla
- 2022年12月7日
- 読了時間: 7分
本日は、新たに3年生が練習に参加してくれました!
日野市に限らず、全体的にコロナで休みになる小学校やクラスが増えてきています。
対策をしてもかかってしまうのは仕方がありませんが、皆さん気を付けてください!
さて、今日からは練習内容のレベルを一段アップしました。
これまで行っていた、ネットを使ってボールをミートする練習をいったん休み、リフティングとリフティングトラップにかける時間を増やしました。
というのも、ネットを使ってボールにミートする練習は、あくまで足のどこに当たっているのかの感覚を養うものだからです。
その感覚が備わってからは実践あるのみ、最初は上手くいかなくても良いので、失敗を嫌がらずにリフティングをする習慣をつけてほしいですね!😄
個人的な意見ですが、リフティングは最低30回できるなら、その選手は、基本的な技術は出来ていると判断しています。
というのも、しっかりボールの中心を足の狙った位置で捉えることができなければ、そもそも30回リフティングすることができませんから!
あとは、その精度を増せば回数はいくらでも増えるので、30回から先は、その選手がどれだけ自分でリフティングを自主練習しているかだけの違いになります。
年末年始の冬休みで、選手たちには50回リフティングができない選手には50回、それ以上できる選手には100回を目標に自分で練習してもらおうと思っています!😁
それを伝えたところ、選手たちは終了の合図が出るまで真剣に取り組んでくれました!
さて、続いてはパス・トラップの技術を向上させるための練習。
パスを1タッチ目で止めて、2タッチ目でシュートするという単純な練習です!
ただし、床にあるサークルの中からボールがはみ出してはいけません。
最近話題になっている、イングランド式シュート練習というものです!
この練習、実はかなり難しい技術が要求されます。
ボールをただ止めるだけだと足元に食い込みすぎてしまい、助走が取れずに窮屈な姿勢でシュートを打たなくてはいけません。
助走を取るために自分が数歩下がっていては、その間に相手が走ってきますからね。
かといって、前にボールを止めようとすると、ボールはそのままサークルの外に転がって行ってしまいます。
試合中で例えるなら、トラップしたボールが足元から離れすぎて相手に奪われてしまうという状態になってしまう訳です。
選手たちには、まずイングランド式シュート練習をしてもらい、単純に見える練習が実はかなり難しいということを体感してもらいました。
その上で、この練習をこなすために必要なトラップの技術練習に取り組んでもらいます!
転がってきたボールをただ止めるのではなく、上からたたくようなイメージで意図的にバックスピンをかけることで、ボールを助走が取れる前方に転がしながら、スピンで体から離れた位置でもボールを止めることができます!
感覚的な部分が大きいので難しそうに聞こえますが、実は、多くの選手が自然と、練習や試合の中で似たようなトラップをしたことがあるはずです。
ただ、知ってはいても、そこまでこだわってきた選手は少ないでしょう。
手本を見せ、選手たちにポイントを伝えたうえで、対面パスに移りました!
選手たちは大げさなくらい足を上から振り落とすようにトラップしようとして、上手くいく選手もいれば、失敗する選手もいました。
ただ、時間経過とともに選手たちは慣れてきて、余分な動作が消えて最小限の動きでボールにバックスピンをかけられる場面が増えてきました!
意識していなかっただけで、何度も同じような場面に遭遇したことがあるだけあって、意識してからの上達はかなり素早いようでした!
全体的にレベルが上がってからは、これまで通りパスにも意識を振ってもらいます。
軸足ではなく蹴り足に体重を乗せることで、小さな振りでも正確に素早いパスを送る技術ですが、これを覚えると、意識しなくとも蹴り足が次の一歩になるので、高いレベルでのプレーを目指す選手には必須技術と言えます。
参加してくれたばかりの3年生はまだ苦戦しているようでしたが、4,5年生の中にはだいぶ感覚が分かってきたのか、何度か大人顔負けのパスをしている選手もいました!
対面パスの質を高めた上で、再びイングランド式シュート練習。
選手たちはバックスピンをかけたトラップを意識したところ、これが面白いように成功して、サークル内の離れた位置にボールがぴたりと止まるため、良いシュートを何本も決めていました!😁
短時間で自分の成長を実感できるためか、並んでいる選手たちも他の選手のプレーを見ながら、上手くいった、なぜ失敗したのかなど、盛り上がっていました!😆
最後はかなりパススピードを速めてみました!
そうなると、まだトラップが足元に食い込みすぎてしまう選手が多くいましたが、中には完璧なトラップが成功する場面もありました!
そして、選手たちに伝えます。
「トラップを一つ意識するだけで、こんなに上手さが変わる。自分たちで速いパスを蹴れるようになれば、最後の速いパスをトラップすることだって、自分たちで練習できる。ただなんとなく対面パスをするのは、もったいないよ」
事実、このトラップは選手たちが全く知らない技術ではありませんでした。
どうすればいいか、と聞いた段階でバックスピンをかけること、そのために足を上から振り落とすようなイメージでトラップすることまで知っている選手もいました。
特別な練習などしなくても、意識ひとつでこれだけ選手たちは上達できるのです!
その後は細かく丁寧なドリブルの練習を行い、最後にゲームを行いました!
ただ、その前にミニゲームとして、狭いコートで3タッチ以内というルールで5分間だけ試合をしてみました!
ふだんドリブルにチャレンジしている選手たちは、ドリブルができないルールに面食らった様子で、シュートはおろか、ボールを敵陣に運ぶことすらままならない様子。😅
こうなることは想定済みだったので、5分だけという時間制限を設けていました。
この目的は、選手たちに次のステップを意識してもらうことです。
まだ、どうすればこの練習が上手くいくかは何も教えていませんが、このルールでパスを回しながら素早く攻め入れるようになることが、選手たちが目指す一番高いレベルだということを認識してもらいました!
状況判断のスピードを上げなければ、このルールでの試合は上手く回りません。
そして最後にはいつも通りのルールで試合を行い、選手たちは自分が上手くなるための練習として、少しでも隙があれば積極的にドリブル突破を狙っていました!
ドリブルで突破する場面、突破できなくとも奪われずに前を向いてキープできる選手が増えてきましたが、その分、ディフェンスもくらいついていかなければならず、自然とディフェンスの質が上がって相手のドリブルを防ぐ場面も少しずつ増えてきました!
やはり、試合中にも『この瞬間にならシュートを打てる』という場面でボールコントロールがぶれ、蹴りやすい位置に置くために余計なワンタッチをして相手に追いつかれる、という場面が目立ちます。😅
(たとえば、この場面。ボールを持った青の選手が緩急で相手をずらしながら、ボールを仲間に預けて裏抜けを狙っています!
しかし、手前青の選手はトラップをしてから考えているため、パスを呼ぶ仲間の声が2回目になってからパスを出しているため、パスが仲間の足元に食い込んでしまっています。
リターンパスをもらった選手も、スペースがあるのでワンタッチで蹴りやすい位置に置ければシュートまで行けるのですが、真横にトラップしてしまったため、ボールに追いつくための余計なステップと、体を火に得る時間が必要になり、ディフェンスに防がれています。
どちらもやっていること、やろうとしていることは間違っていないのですが、ワンテンポ遅れた結果、決定機を相手ディフェンス一人に抑えられてしまっています。
これが、判断がまだ遅く、3タッチのゲームが回らない原因です)
これも、技術よりも判断力の差が大きいです。
止めてから、抜いてからどうするかを判断し、その判断を実行しようとするから余計なワンタッチが出てきてしまうのです。
止める前、抜く前から『そのあとどうするか』をイメージしておけば、それを実行する技術は、すでにある程度選手たちの身についているはずです!
もうすぐ冬休み。火曜日練習は、27日まで練習を行う予定です。
コロナにも、風邪にも気を付けて、ケガなく良い年末を迎えましょう!






コメント