悔しさが選手を強くする
- サッカースクール regla
- 2022年9月6日
- 読了時間: 4分
本日から、守備の練習が始まりました。
まずは一対一で簡単に抜かれる原因と、その対策を知ってもらいます。
最も重要なのは、姿勢と重心を崩さずに移動する足さばきです。
物体は、重心が低いほど安定するものです。
なので、選手たちは守備時に姿勢を崩さないために、真っ先に腰を落として重心を低く守るよう教わることが多いです。
しかし、裏を返せば重心が低く安定している=素早い移動が難しいことにも繋がります。
重心を低く保ったまま相手についていこうとして、スピードで振り回され、追いつけずに重心が崩れて振り切られるという場面は、特に少年サッカーでよく見られます。
大事なことは、重心を低く守備をする場面と、重心を高く素早い移動をする場面を考え、その両方の守備を使い分けられるようにすることです。
リラックスした姿勢で重心を高く、ただし体の軸は崩さないように移動することができれば、相手が左右に振り回そうとしても軽いステップで簡単についていくことができます。
さらに、重心を後ろに残したまま前の足で相手のボールに触るプレッシャーを作りだすことができれば、相手のボールを奪うこともでき、仮に、相手が一気にトップスピードで抜こうとしても重心が後ろにあるので素早い反転でついていくことができます。
そして、反転したら真っ先に相手の進路を塞ぐこと。
ボールではなく、ボールと相手の間に体をねじ込みます。
この時、ショルダーチャージなどのボディコンタクトが多発するので、ここでは重心を落として足と腕を広げ、大きなステップで相手を押さえつけるようにします。
素早い横移動と反転のための姿勢と重心、相手に当たり負けないための姿勢と重心。
これらをスムーズに切り替えることができれば、相手と駆け引きする余裕が生まれ、身体能力で優っている相手にもトップスピードに乗られる前に止めることができます。
なので、本日からは少しアップメニューを変えました。
より姿勢と重心を意識しながら移動する足さばきを練習し、相手を見ながら相手についていき、最後にボールを持った相手についていきながら、相手の足からボールが離れた瞬間に足を出す練習。
まだまだやり始めたばかりなので、首を捻って一回一回考えながらプレイする選手たち。
ただ、重心が崩れるとまともに動けないことや、かかとがついていたり、常に重心を低く保つだけだと素早く移動できないことを体感した直後なので、練習に取り組む姿勢は真剣そのものです。
その後、まだまだ足りない基礎技術を上げるために、顔を上げて周りを見ながら、他の選手とぶつからないようにドリブルするゲームをしました。
ボールに長く触り、押し出すようなイメージでのドリブルはできるようになってきたのですが、ここでもボールを先に動かしてから重心が移動するため、体と一緒にボールを動かすということができていない様子。
なので、スピードアップすると利き足でもボールが大きく弾んでしまいます。
重心移動をしながらボールにやさしく触り、なおかつそれを左右両足でスムーズに切り替えながら行えて、その上で姿勢を楽に顔を上げて周りを見ながら状況判断する。
基本中の基本ですが、これが完璧にできるようになれば、少年サッカーのレベルなら、まずボールを取られる場面はなくなります。
今まではボールのドリブルの仕方、ボールタッチの仕方などを練習してきたので、次はそれを実践レベルで使いこなせるようになることが目標ですね。
ただ、今日は大きな収穫がありました。
ただのドリブル競争なのですが、その練習で周りの選手に勝てずに悔し泣きする選手が現れたのです!
その選手も、最初の頃は周りに遠慮して得点のチャンスでもパスを選んでしまうような大人しい選手でした。
それが、だんだんとドリブルを仕掛け、シュートを狙うようになり、試合でも何でもない練習で悔し泣きするほど練習に真剣に取り組み、勝ちたいという欲が出てきたのです!
負けず嫌いの選手は勝ちたくて誰よりも練習するため、自然と伸びるものです。
僕も、どうすれば選手をよりサッカーに熱中させ、負けず嫌いにできるか考えながら日々の指導に取り組んでいるのですが、一つ、大きな手ごたえを感じることができました!
選手を夢中にさせ、負けず嫌いにして、どうすれば上手くなるかを分析して考え、工夫する。そうすれば、どんな場所でも、何に挑戦するとしても、その選手は上達しながら楽しむことができる。
一つ、このスクールでの考え方を体現してくれる選手が出てきたのかもしれません!







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